エアアジア機墜落について

 

記事を書いている時点では、

12月28日に消息不明になり

インドネシアの領海内に

墜落したとみられるエアアジア機の

事故原因などは明らかになっていません。

 

しかし、30日にはフィリピンのカリボ空港で

着陸したエアアジア機が滑走路を外れ

乗客乗員159名が緊急脱出する

トラブルが発生したそうです。

 

2014年はマレーシア航空産業受難の年でした。

 

3月8日

クアラルンプール国際空港から

北京首都国際空港へ向かっていた

マレーシア航空370便の

ボーイング777が消息を絶ち

動機はインド洋に墜落したと見られますが

期待はまだ発見されていません。

 

7月18日

アムステルダムスキポール国際空港から

クアラルンプール国際空港へ向かっていた

マレーシア航空17便の

ボーイング777がウクライナの

ドネツク市近郊で親ロシア派の

地対空ミサイルで撃墜されました。

 

そして、今回墜落したエアアジアは

マレーシアのクアラルンプール国際空港を

本拠地とするアジア最大級のLCCです。

 

 

LCCの安全性

 

今回、エアアジア機の事故に関する

報道を見ながらおや?っとおもったのが

一部に有った

『エアアジアは過去に事故が無く

安全性の面で高い評価があった』

という報道です。

 

と、いうのも”JACDED”という

航空会社の安全性を調査する指数による

ランキングで2013年エアアジアはランク外

(すなわち論外)だったからです。

 

このランキングは、過去の事故も評価されますが

国際航空運送協会(IATA)や

国際運航安全監査プログラム(IOSA)といった

国際機関や国際法令、安全基準に基づいて

現在、客観的に安全性が保たれているのかを

指数化したJACDED指数によるランキングで

完全ではないにせよ、もっとも信頼性の高い指標です。

 

そのランキングで欄外の航空会社を

過去に大事故が無いという理由だけで

安全というのはちょっと乱暴だな、と思います。

 

車の運転でも、

滅茶苦茶下手糞だけど

全く運転しないのでゴールド免許とか、

スピード狂でハンドル握ると人格変わるけど

なぜか一度も捕まったことが無い奴とか、

色々いますよね。

 

だいたい、

座席の間隔を狭くして

乗客を寿司づめにしたり

機内食を廃止するくらいで

料金が普通の航空会社の

半額になったりする方がおかしいのです。

 

もちろんレガシーキャリアの料金が

ぼったくりで、LCCが適正だと言うのであれば

そうなんでしょうけど、実際ほとんどのLCCが

経営難ですよね。

 

運輸産業がコストを下げる時、

安全に掛けるコストを下げる事は

容易に出来てしまいます。

 

何と言っても、顧客にばれにくいという

利点があります。

 

チェックインカウンターが少ないとか

受付時間が短すぎるとか

席が狭いといった部分は

気付かない乗客はいないでしょうが

安全性に対するチェック体制を

乗客がチェックする事は不可能です。

それこそ、JACDEDの様な指数を

信頼する以外にないのです。

 

「レガシーキャリアはぼったくり

飛行機はLCCで充分

安いなら狭くても我慢する」

 

という、意見を否定しませんが

目に見えない部分のコストに

圧倒的な差が出ているという事実は

認識すべきでしょう。

 

また、LCC程コストダウンしていなくても

不人気でチケットが安めの会社は

間違いなく安全コストを削減しています。

というか、そこしか手をつける所は無いと

思われます。

 

JACDEDランキングをみると

もちろん100%では無いですが

全般的に先進国の方が発展途上国より

安全性が高い傾向があります。

 

LCCは全般的にランキングが低いのは

いうまでもありません。

 

飛行機は事故をゼロにする事は

不可能と言われています。

 

その一方で

事故の発生率は

自動車よりはるかに低く

安全な乗り物と言われています。

 

実は、その高い安全性は

目に見えない管理コストに支えられており

事故が起きないのが当たり前という

間違った価値観で経営すると

安全に書けるコストは無駄にしか見えず

削減したいという誘惑にかられるのでしょう。

 

あるいは、経営状態が思わしく無く

既に、安全にコストをかけられないところまで

経営が切迫しているという可能性もあります。

 

生命を危険にさらしている

という意識を持てば、

チケットの価格だけで航空会社を

選んでいいものか、という問題に

行きつくと思います。

 

 

経費削減のために

出張に派LCCを使うという

企業もあるようですが、

欠航時の対応だけでなく

事故の発生率という観点からも

はたして社員を乗せて良いものか

経営者や総務担当者は

考えた方が良いと思います。

 

私の会社の社員は私だけですが

仮に部下がいたら絶対に出張では

夜行バスとかLCCは使わせないですね。

 

経営状態が悪い会社

LCCじゃないけど不人気で

チケットが相場より安い会社も

注意したいですね。

 

高ければいいという事では無いですが

基本的にぼったくりで高い会社は

レガシーキャリアには無いと思います。

 

撃墜事故は防げるか?

 

 

いや、7月18日の事故は

撃墜されたんだから航空会社には

落ち度は無いでしょう。

という意見もあると思います。

 

領空侵犯が原因だった

大韓航空機撃墜事件なども

『民間機を攻撃した方が悪い』

と言えるでしょう。

 

また、ハイジャックやテロなども

加害者が悪いと言えるのですが、

こういう被害事故も安全管理で

かなり防げるはずで、事実911以降

激減しています。

 

領空侵犯等は、

原因の原因を乗務員が作っており

7月18日の事故は

領空侵犯ではありませんが

紛争地域を飛行するのに

航路や高度が適切だったのか?

という疑問が残ります。

 

悪天候は避けるのに

内戦や紛争は避けないのは

明らかにおかしいでしょう。

 

その悪天候時の対応にも

安全管理のノウハウが、リスク低減に役立ち

結果的に事故対応コストを下げ

経営の安定に貢献しているのです。

 

 

年頭のご挨拶

 

 

あけましておめでとうございます。

 

今回は正月早々事故の話題ですが、

暦年の初め、1月1日は

リスクについて考えるに

ふさわしい日でもあります。

生命保険というキーワードでの

検索が増える日という話も

ありますね。

 

今年は、マイルやクレカ以外の話題も取り上げ

記事の更新頻度を高めたいと思います。

(という言葉を予約投稿というのもアレですが)

 

今年もよろしくお願いします。