帆船とカッターシャツ

ワイシャツをカッターシャツと呼ぶ人がいますね。
このカッターは、英語での”Cutter”とは関係なく
日本語の「勝った」が語源だそうです(笑)

1918年、スポーツ用品メーカー・美津濃
(現在のミズノ)によって作られた
スポーツシャツの商品名だったそうです。
約100年前の話ですね。

ホンコンシャツ同様商品名が一般名詞として定着した後、
時代の流れで忘れられていったパターンですが、
それにしても”ダジャレ”かよっ!と、
突っ込まずにはいられないナイスなネーミングですね(笑)
まあ、スポーツに勝敗はつきもの、
勝ったーシャツとは縁起がいい名前です。
一般名詞化するほどの大ヒット商品だったのでしょう。
もしかしたらカッターシャツのヒットがなければ
今のミズノはなかったかもしれません【嘘】

cutterというと、切断機のほかに小型の帆船など
船舶の種類を示すこともあるようなので、
何か関係あるのか?と思いきや無関係でした。

1918年のスポーツシャツって
どんなデザインだったのでしょうか?
興味ありますね。約50年前流行の
ホンコンシャツが細身で現在の流行や
クールビズというムーブメントと
不思議に合っていたような
偶然があるかもしれません。

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カッター (出展ウィキペディア)

バスクシャツを着てバスク地方を旅したり
カプリシャツを着てカプリ島を旅したり
したくなってしまう私としては(笑)
カッターシャツを着てヨットハーバーを
散歩したいです【嘘】

 

 

バスクかブルターニュか、どっち?

バスク地方は
スペインとフランスにまたがる地域で、
ブルターニュ地方は
フランス北西部のブルターニュ半島を
中心とした地域圏の呼称です。

さてどちらを旅するか?
というお話ではなく、
これですよこれ!

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地名にちなんだ名前のシャツシリーズ
今回はバスクシャツのお話です。

今年の夏休みはスペインに行きたい!
と思ったら急にバスクシャツが欲しくなって
(私の中ではバスク地方はスペイン領)
いろいろ物色していたのです。

バスクシャツといえば、
ピカソが好んで着ていた事で有名ですね。
特にこのポートレートは
テーブルの上のパンが
ぶっとい指みたいに見える遊び心が
前衛芸術家っぽいですね(ホントかw)

バスクシャツは、
バスク地方の漁師の仕事着
という説が有力ですが、
ブルターニュ地方が発祥の地
という説もあり、はっきりしません。
海外ではブルターニュシャツという
言い方もあるようです。

フランス海軍の制服として
採用されていたという歴史もあり
100%自国の領土ではない地域の名前は
都合が悪いという事で
ブルターニュシャツという呼称を
フランスではしていたのではないかと
勝手に推測しているのですが
これは私の妄想の域を出ません。

で、病気が出て(笑)
欲しくなっていろいろ調べたら

セントジェームスのナバルが
ピカソ愛用のバスクシャツという
説があるのですが、現在売られている
ナバルは長袖のボートネックシャツで
写真のシャツは丸首なんですよね。
まあ、ピカソのコスプレをやるんじゃないから
どっちでもいいのですが。

セントジェームスはバスクシャツのような
ボーダーのセーターも作っていて
セーターにはクルーネックもあるので
そっちなら写真のピカソに近くなります。
コスプレするならセーターがおすすめですね。

セントジェームス以外にも
オーチバルというブランドのバスクシャツも
人気があり、ピカソのシャツはセントジェームス
ではなくオーチバルという説もあります。
くどいようですがコスプレやるんじゃないので
どっちでもいいのです。

ルミノアというブルターニュ地方にある
老舗ブランドのバスクシャツも本物っぽくて
よさそうだと思ったんですが、
ある時ふと立ち寄ったショッピングモールの
無印良品のセール品で、ボートネックの
バスクシャツで定番の濃紺ボーダー柄が

半額になっていたので買ってしまいました(笑)

ただでさえ安い無印良品が半額。
厚手のコットは価格の割に安っぽくなく
Tシャツとしては十分かな?という感じでした。
日常的にガンガン着て、ガンガン洗濯したいので
セントジェームスやオーチバルは
ちょっとお高くて、踏ん切りがつかなかった
という事もあります。

自分の中ではTシャツで出せるのは
1万円以下まで、という線ですね。

思いがけず良い買い物ができたので、
スペインに行くとき持っていこう!
と思います。

 

カプリシャツと青の洞窟

カジュアルな服装でOKな場所へ行くとしても
だれと会うかわからないからTシャツでは…
というビジネスマンの夏のカジュアルといえば
ポロシャツですよね。

ポロシャツにチノパンを合わせると小娘に
独身の若者まで「日曜日のお父さんみたい」
言われちゃいますが、  言わせておきましょう(笑)

最近はネクタイが締められるほど
台襟の高いポロシャツもあるので、
クールビズにも使えますね。

しかし、ビジネスのカジュアル化が進み
ポロシャツで仕事するようになると
(私はこれからもしないですが)
オフタイムのトップスでTシャツ以外に何か無いかな?
という日曜日のお父さんにお勧めなのがカプリシャツです。

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引用元 http://blog.glober.jp/?p=4862

カプリシャツは昨日の記事のホンコンシャツ同様、
カプリ島名物でも何でもなく、カプリ島のような
リゾート地に似合うシャツという意味で
プルオーバーの半袖シャツをそう呼び始めたらしく、
どうやら日本独特の呼称のようです。

もしかしたらこの呼び名も、ホンコンシャツ同様
石津謙介氏のアイディアでは?なんて思います。

麻などさらっとした素材のカプリシャツなら
スーパークールビズの時代でも仕事はNGのはず
ポロシャツにチノパンで仕事をしている
クールビスなお父さんは、日曜日はカプリシャツで
毎週リゾート気分を満喫しましょう(笑)

ちなみにカプリ島といえば青の洞窟が有名ですが
私はナポリに行った時、最悪の天候に見舞われ
青の洞窟はあきらめたという経験があります。
今度行くときは晴天率の高い時期に行きたいと思います。
その時はナポリ仕立てのカプリシャツを(笑)

 

香港シャツとクールビズ

半袖のワイシャツを香港シャツ(ホンコンシャツ)と呼ぶ人がいますが、
これは香港生まれのシャツという事ではなく、

「蒸し暑い香港の夏に似合うシャツ」

みたいなイメージ先行のネーミングだったそうです。

1960年代前半のヒット商品なので、私も生まれていない
時代のトレンドですが、アイビールックの生みの親
故・石津謙介氏のプロデュースで生まれました。
カタカナの「ホンコンシャツ」は発売元の
テイジンの商標なんですね。さすがに古すぎて
さすがの私も知らなかったです(笑)

単に長袖のワイシャツの袖をぶった切るだけでなく
身幅も狭くして、オフタイムにネクタイを外しても
スポーツシャツのように様(さま)になるように
デザインしてありました。昔の画像を見ると、
スーツもシャツもスリムなシルエットが好まれる
現在のトレンドにあっていて、今見ても違和感ゼロ
結構かっこいいクールビススタイルになっています。

こういう、上着を着ない前提のシャツは良いのですが
普通のワイシャツ(ドレスシャツ)は下着がルーツなので
上着を着ないとだらしなく見えてしまいます。
襟もネクタイをしてもしなくてもかっこいいシャツは
意外と少ないものですから、ホンコンシャツは
当時のビジネスマンにさぞ重宝がられたでしょう。

余談ですが、トラベルジャケットの袖が長めなのは
真夏に半袖のシャツのうえに上着を羽織ると
腕を上げた時など、袖口から手首より上の素肌が
大きく露出して、下は半袖シャツなのがバレバレに
ならないようにという配慮なので、初めて
トラベルジャケットを購入するという方は
間違えてもお直ししないようにしましょう。

結構、社内ではクールビズでネクタイを締めないが
外回りでお客様を訪問するときはネクタイを締める
というビジネスマンは意外と多いですよね。

ホンコンシャツ風に細身で半袖のシャツと
トラベルジャケットのようにそで丈長めの
ジャケットを合わせたクールビズもいいかな?
ネクタイもレトロ調にループタイで…
等と妄想していたら、

「そういう爺さん田舎じゃよく見かけるな」

と、我に返りました(笑)