マイルに税金はかからないのか?


 

 

マイルは非課税では無い

 

 

社用族という言葉があります(死語)

映画「マイレージ、マイライフ」(原題 ”UP IN THE AIR”)
を見た時の事です。

主人公のあまりに豪快な『社用族』っぷりに
※会社の経費で遊興する人々

『私の会社でコレをやられたら堪らないな~』
と思う反面、社長の信頼も厚く、自分のスタイルで
仕事をする事を認められている主人公を
サラリーマンの理想の姿のひとつなのかも、
と思いながら見ていました。

 

「マイレージ、マイライフ」より
「マイレージ、マイライフ」より

 

 

後日、この映画には原作小説がある事を知ったのですが

僕にはドルよりマイルのほうが重要だ。
インフレの影響も受けない。税金もかからない。

もっとも純粋なかたちの個人資産

 

という主人公の言葉がある事を知りました。

 

インフレの影響も受けない。
税金もかからない。

言うまでもなく、

金融資産としては理想的、

夢の資産です。

しかし、

5年以上前の映画の原作小説なので

状況は現在と違う可能性もありますし、

なにより日本とアメリカとでは税率が違いますので
日本に住む私たちの実情に合わせて、

この言葉を検証してみましょう。

 

まず、インフレの影響ですが
もし、貯まったポイント(のマイル)に応じて
もらえる航空券が距離(のマイル)で決まり
航空券が値上がりしても

 

『1マイル(ポイント)は1マイル(距離)』

 

で、固定されていれば、

まさにインフレとは無縁なのですが
皮肉にも映画が公開された2009年に

マイレージの見直しがなされ
特典航空券をもらうための

マイル数が引き上げられています。

これは実質的にインフレといえるでしょう。

 

続いて税金ですが、何税がかかるのか
国税庁による統一見解は無いのですが
それでも、日本では税金はかかります。

何税がかかるのか、はっきりしないのに
税金がかかることだけ決まってるというのも
おかしな話なので、非課税という見解の
専門かもいるようですが、

集めている時は非課税
権利を行使した時、課税されるかどうか決まる
(申告するなら)一時所得で申告する

というのが、主流の考え方のようです。

 

 

ケーススタディ

 

一般的にマイルを特典航空券などに変えた場合
一時所得として扱うと、50万円の控除が受けられるため
よっぽど豪快にマイルを貯めたうえに、一気に使わなければ
課税されることはほとんど無いと思います。

 

マイルはプレゼントできるので、一緒に旅行する家族に
マイルをプレゼントすれば、贈与税は控除額が
年間110万円まであるので、人数×110万円まで非課税で
移動できて、一時所得の所得税も人数×50万円まで非課税なので
家族旅行に使ったら、まず税金がかかることは無いと思います。
マイルをプレゼントする時、手数料が掛かりますが
全体の旅費に比べたら微々たる物です。

 

ちなみに、

マイルのプレゼントは家族間に限られるのが普通ですが、
デルタ航空は第三者へのプレゼント『ギフトマイル』が可能なので
独身者なら恋人へのプレゼントにファーストクラスの旅とか
かなりポイントが高いのではないでしょうか?
もちろん、財布の紐をガッチリ握られ
クレジットカードの利用明細をチェックされている既婚者でも
マイレージポイントまでは管理されていない(と思う)ので
こっそりと、奥様以外の誰かにプレゼントすることが可能です。
いや、不倫はダメですよ。奥様へのサプライズプレゼントにどうぞ。

一部、雑所得として扱うという説もありますが、それでも
控除枠は20万円もありますので、普通の貯め方なら
まず心配はありません。

 

税金の申告は、50(20)万円超えてしまったらすれば
いいことになっています。一時所得で申告して問題は無いと思いますが
心配ならば税理士など専門家に申告時相談しましょう。
私のような自営業者が、社用の出張でマイルを貯めて
プライベートな海外旅行にマイルを使うと、
一時所得ではなく給与所得として課税される可能性があります。
税率を考えると最悪のケースですね。

 

私の場合、

私用のクレジットカードと経費などを支払う社用のカードを
完全に分けていますので、航空券は私用のカードで立替払いをして、
マイレージポイントも私名義のカードに貯めています。

 

脱サラする前は、「経費で落とす」という言葉に憧れて
経費でベンツを買ったり、

交際接待費でお酒を飲んだりするつもりでしたが
いざ、自分の会社のお金を管理すると、経費を使うのが嫌なので
とにかく経費を使わない事を心がけています(笑)

 

個人名で貯まったマイルを社用の航空券に替えて使えば
形式上は、社長が自腹で出張したということになり、
発生した経費を損金処理する、事務処理の手間がなく、
最初から1円も経費を使わないで済むので、気分がいいのです。

 

まあ、そんなことしてる人はいないでしょうが
会社名義のマイルでもらった航空券を経費処理するとなると、
特典航空券のために0円の収入を計上し
0円の経費を計上するという何がなんだか、
書いていてもわからない、変な事になります。

 

なんとなく、経費で落とせば落とすほど
会社にキャッシュが残る気がしますが
このケースでは経費にするより、

自腹の方がキャッシュが残るので
他の、生産的な事に

経費は使えばいいと思います。

 

 

 

 
 

(Visited 1,670 times, 1 visits today)
marui

投稿者: marui

<略歴>  弱小輸入商社→外資系損害保険会社→起業 <現在> 年商2億円程度の小さなインターネット関連企業を経営しています。 拠点が東海地方なので、東京⇔大阪間は新幹線で移動する ”陸マイラー” です。仕事は国内限定。年に2回くらい家族サービスで 海外旅行する際マイルを使っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です