パリ銃撃事件に続き、イスラム国による邦人人質事件とテロの話題が続いていますね。今回も海外旅行保険の話題ですが、前回テロが心配で旅行をキャンセルしたらキャンセル料を海外旅行保険でまかなえるか?という話題だったのに対し、今回はテロの被害にあってしまったらという、やばいケースでのお話です。

外務省のホームページで渡航を控えるように書かれているような普通は行かない地域ではなくとも先日のパリのように、起きる時はどこでも起きてしまうのがテロ行為です。運悪く、テロ事件に巻き込まれたら海外旅行保険は役に立つのか?気になるところですよね。

テロは戦争にあらず

テロとの戦いを新しい戦争と呼びますが保険の世界ではテロは戦争ではないと定義されています。例えば、ネットで簡単に入れて安いと評判の損保ジャパン日本興亜保(長い!)の海外旅行保険は保険金をお支払いできない主な場合として

■故意、重大な過失または法令違反
■戦争、その他の変乱(テロ行為を除きます。)、核燃料物質等
■地震、噴火またはこれらによる津波 など

をあげています。またテロ行為とは、政治的・社会的もしくは宗教・思想的な主義・主張を有する団体・個人またはこれと連帯する者がその主義・主張に関して行う暴力的行為と定義しています。つまり、実際にテロにより実害を受けた場合海外旅行保険は使えることが多いというわけです。出来れば受け取るような事態に巻き込まれたくないですが。(実際には保険会社ごと、契約ごと、約款が異なりますので必ず事前に確認して契約してください)万が一の死亡時、けがを負ったときはもちろん携行品の損害、寄託荷物の遅延損害などの補償も受けられるはずです。
 



 

テロ専門の保険とは

一部の保険会社では、テロ等対応費用保険金(テロ等対応費用補償特約)という名称で個別の補償を設けていることもあります。

三井住友海上の場合

旅行の最終目的地への到着が満期日の午後12時までに予定されているにもかかわらず、次の事由により遅延した場合

1.被保険者が乗客として搭乗している交通機関(搭乗予定を含みます。)
または被保険者が入場している施設(入場予定を含みます。)
に対する第三者による不法な支配、テロ行為(*)または公権力による拘束
2.被保険者に対する公権力による拘束
3.被保険者が誘拐されたこと。
4.日本国外において、空港が閉鎖された結果、被保険者がその空港所在国を
容易に出国できない状態になったこと。
支払われる保険金

被保険者が負担を余儀なくされた次の費用のうち社会通念上妥当な費用で、
かつ、保険事故と同等のその他の事故に対して通常負担する金額相当をお支払いします。

ア.交通費
イ.宿泊施設※客室料
ウ.国際電話料等通信費

(注1)保険金のお支払額は、保険期間を通じ、10万円
(テロ等対応費用保険金額)が限度となります。
(注2)補償内容が同様の保険契約(異なる保険種類の特約を含みます。)が
他にある場合、補償の重複が生じることがあります。補償内容の差異や保険金額、
ご契約の要否をご確認いただいたうえでご契約ください。

となっています。

保険金の限度額が10万円…誘拐されても10万円ですから、この特約目当てで加入するのもどうかと思いますが、気になる方はどうぞ。私は、アメックの高い年会費を払っているのでクレジットカードについている海外旅行保険で済ませることが多いです。

 



 

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