半袖のワイシャツを香港シャツ(ホンコンシャツ)と呼ぶ人がいますが、
これは香港生まれのシャツという事ではなく、

「蒸し暑い香港の夏に似合うシャツ」

みたいなイメージ先行のネーミングだったそうです。

1960年代前半のヒット商品なので、私も生まれていない
時代のトレンドですが、アイビールックの生みの親
故・石津謙介氏のプロデュースで生まれました。
カタカナの「ホンコンシャツ」は発売元の
テイジンの商標なんですね。さすがに古すぎて
さすがの私も知らなかったです(笑)

単に長袖のワイシャツの袖をぶった切るだけでなく
身幅も狭くして、オフタイムにネクタイを外しても
スポーツシャツのように様(さま)になるように
デザインしてありました。昔の画像を見ると、
スーツもシャツもスリムなシルエットが好まれる
現在のトレンドにあっていて、今見ても違和感ゼロ
結構かっこいいクールビススタイルになっています。

こういう、上着を着ない前提のシャツは良いのですが
普通のワイシャツ(ドレスシャツ)は下着がルーツなので
上着を着ないとだらしなく見えてしまいます。
襟もネクタイをしてもしなくてもかっこいいシャツは
意外と少ないものですから、ホンコンシャツは
当時のビジネスマンにさぞ重宝がられたでしょう。

余談ですが、トラベルジャケットの袖が長めなのは
真夏に半袖のシャツのうえに上着を羽織ると
腕を上げた時など、袖口から手首より上の素肌が
大きく露出して、下は半袖シャツなのがバレバレに
ならないようにという配慮なので、初めて
トラベルジャケットを購入するという方は
間違えてもお直ししないようにしましょう。

結構、社内ではクールビズでネクタイを締めないが
外回りでお客様を訪問するときはネクタイを締める
というビジネスマンは意外と多いですよね。

ホンコンシャツ風に細身で半袖のシャツと
トラベルジャケットのようにそで丈長めの
ジャケットを合わせたクールビズもいいかな?
ネクタイもレトロ調にループタイで…
等と妄想していたら、

「そういう爺さん田舎じゃよく見かけるな」

と、我に返りました(笑)

 

 

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